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えひめの祭りと芸能について

鹿踊り

大川の八つ鹿踊り

おおかわのやつしかおどり

  • 大川の八つ鹿踊り
  • 大川の八つ鹿踊り

鹿踊りはシシ舞の一種で、一人立ちで張り子でできた鹿頭をかぶり、胸に鞨鼓を抱え、横縞模様の幌幕で半身を覆って踊るもので、南予地方周辺の祭礼に登場する民俗芸能です。南予地方の鹿踊りは、江戸時代初期に、宇和島藩初代藩主伊達秀宗が宇和島に入部した折に、仙台から伝えられたと言われているもので、源流は東北地方にあり、仙台周辺の鹿踊と共通する点が多く見られます。鹿踊りは、南予地方でも旧宇和島、吉田藩領内とそれに隣接する地域に分布しており、牛鬼と同様に、宇和島地方から現在の大洲市内にも伝播しています。名称は踊る人数によって「○ツ鹿」と呼ばれることが多く見られます。踊る人数は地域によって異なり、5人で踊る「五つ鹿」が最も多いのですが、宇和島市裡町では8人で踊るため「八ツ鹿」と呼ばれ、南予の鹿踊りを代表する伝統的な鹿踊りとして知られています。裡町以外では鹿踊り分布の西端にあたる大洲市大川や西予市野村町惣川、同市城川町窪野に「八つ鹿」があり、この大川の「八つ鹿」は鹿踊りの歴史や伝承過程を考える上で重要な芸能と言えます。


伝統芸能の指定の区別
県指定無形民俗文化財
実施日
毎年10月下旬頃(地方祭の日程に合わせて)
開催場所
  • 大洲市森山甲437-1
  • 大川公民館前
実施団体
八つ鹿保存会
お問い合わせ先
  • 大川公民館
  • TEL:0893-27-0200
補足事項
参考文献
愛媛県歴史文化博物館編・発行『愛媛の祭りと芸能』(平成28年)